引っ越し先で1年間保育園に入れなかったフリーランスが頼った、2つの制度
1年前に東京へ戻ってきたとき、保育園に入園申し込みをするものの空きが出ず、結局、自宅保育のまま1年を過ごしました。
私はフリーランスで仕事していて、だいたいは自宅で仕事をしています。
平日日中、せっかく子どもと一緒に過ごすのだから、この際いろんなところに出かけてみようと、保育園に入っていない状況とフリーランスである自分の状況をプラスにとらえることができた一方、仕事ができなければ収入や貯金は減っていくことに焦りを感じていました。
そんな状況で、緩急ありながらなんとか仕事を続けることができたのは、
- 保育園が実施している一時預かり
- 東京都ベビーシッター事業(待機児童事業)
の2つの制度に助けられたおかげでした。
同じように引っ越し先などで保育園に入れず困っている方の参考になればと思い、備忘録としてまとめておきます。
※東京都ベビーシッター事業は東京都独自の制度なので、他の自治体在住の方には当てはまらない可能性があります。
近隣の保育園が実施している一時預かり
私の住む区では、いくつかの保育園でドロップインの一時預かりを実施していました。
在園児のクラスで園児とともに過ごす園と、一時預かりの専用クラスを設置している園があり、我が子がお世話になった園は後者でした。
幸いなことに、自宅から徒歩3分くらいで行ける保育園が一時預かりを実施していたので、予約してみることにしました。
いざ預けよう!と思っていきなり預けられるわけではなく、はじめて利用するときは子どもと一緒に保育園で面談をしました。予約方法や持ち物、過ごしかたの説明を聞いたあと、改めて後日予約する流れのようです。
最初こそ、子どもは「いやだ〜!」と泣いたり不安な表情を浮かべていましたが、1年経つころには、帰り道に「〇〇せんせいとおともだち、いたよ!」などと楽しそうに教えてくれるように。
一時預かり担当の職員の方も「食べ終わった給食を給食室まで運ぶお手伝いをしてくれたんですよ」「(同じく一時預かりできていた)赤ちゃんのミルクを飲ませるのを手伝ってくれたんです」などと子どもの様子を教えてくれ、しだいに先生や他の子どもたちとの関わりあいも増えたことがわかりました。
園全体でも少人数のアットホームな保育園で、職員の方も子どものことを覚えてくれたりと、親としても預けにいくのが楽しみな保育園でした。
どのくらいの頻度で利用したか
引っ越し直後の4〜5月は月に3回くらいのペースで利用していましたが(月に10回までと回数上限があります)その後7月から週2〜3回ベビーシッターさんに来てもらうようになってからは、この日は一時保育を入れておかないとスケジュール的にまずいかも…?という日に、ピンチヒッター的な位置付けで活用していました。
確実に予約ができる保証はない
一時保育は確実に予約ができる保証がなく、また急な予約(前日に「明日予約したい!」など)もできないので、仕事のスケジュールの読みがとても難しかった印象があります…….。
利用日の1週間前の9:30から予約ができるのですが、予約開始時間に電話をしても、電話が混み合ってつながらずに埋まってしまっていることが多々ありました。一時保育はピンチヒッター的にスポットで活用しやすいですが、確実に予約できる保証はなかったです。
「明日予約したい!」ができない
私の中で一時保育イコール「明日預かってほしい!」ができるイメージだったのですが、前日に予約したのではもう枠は埋まっていて、「明日お願い!」ができなかったのが盲点。(本当にどうにもならないときが年末一度あって、夫に、ちょっと明日の午前中休んでくれたら嬉しいんだけど…..?と頼んで、午前半休で子どもと一緒にいてもらっていました)
一時預かりのありがたいポイント
逆に一時預かりでありがたかったポイントは、お昼ご飯やおやつなど、食事を親が用意しなくてよいところ(おやつや食事分は、給食費として利用料に含まれているようです)。
もうそろそろご飯を用意しておかないと…!と一旦仕事を中断することなく、自分の時間(仕事)に集中できたのはありがたかったです。
一方、東京都ベビーシッター事業を通して来てくれるベビーシッターさんは、あくまで子どものお世話がメインなので、お昼ご飯やおやつは親が用意する必要がありました。私は基本自宅で仕事しているので、自分のランチを用意するときに子どもの分も一緒に作り、トレーに用意してシッターさんに託していました。
参考までに、利用料など
料金は、預ける時間によって1日2,000〜4,000円。9:00〜17:00まで預けることができ、17:00を過ぎると延長料がかかりました。料金体系や時間は、自治体によって違うかもしれないので参考程度にしてください。
東京都ベビーシッター事業(待機児童事業)
東京都ベビーシッター事業(待機児童事業)は、
- 0〜5歳の待機児童の保護者
- 0歳児クラスに申し込みをせず子どもの1歳の誕生日から復職する保護者
- 夜間保育が必要な保護者
が利用することができます。(参照:東京都福祉局HP)
※東京都のすべての区市町村で行われているわけではないようです。制度について、詳しくは「東京都ベビーシッター事業(待機児童事業)」を確認ください
私はこのうち「0〜5歳の待機児童の保護者」にあてはまるため、制度を利用することができました。
ベビーシッター事業利用時の助成について
助成額も自治体によって異なるようなのでここでは軽く触れるだけにしますが、私の住んでいる区では、利用後に申請書と領収書を郵送で提出することで、利用料と(シッターさんに交通費をお支払いしている場合は)交通費分が、実質全額返ってきました。
助成還付の申請は四半期ごとで、たとえば、前年10月〜12月の利用分は1月に区へ助成の申請を送り、翌年3月に自分のもとへ返ってくるイメージです。
というような感じで、一時預かりとベビーシッターさんの助けを得ながら、なんとか歩みを止めず、子どもとの時間も大切にできた1年だったなと思います。
仕事でご一緒している方が理解してくれた
なによりも、この1年よく一緒に仕事をしていた方が、事情を伝えると共感してくれたり、理解してくれたことがありがたかったです。
仕事柄納期のあるスタイルなのですが、保育園に入れていない状況で、一時保育の枠が埋まっていてスケジュール調整が必要で…….など、「ありのままの、ままならない状況」を伝えられる関係の方がいることは、幸運だったのかもしれません。
必要としている人に情報が届いてほしい
待機児童の認定をうけた当初、このベビーシッター事業が使えることを知らず、その後1ヶ月半ほど当経ってから区のWebサイトを見て初めて知りました。私がつい最近まで都外に住んでいたからかもしれません。(ずっと都内に住んでいる方は知っていたとか……?)
制度があったとしても必要な人に情報が届いていないことがあるのかなと思い、私は本当に助けられた制度だったので、必要な人に「保育園に入れなかったら、こんな制度があるよ」という情報がどうか届いてほしいなと思いました。









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