フリーランスのセキュリティ対策に!NordVPNを実際に使ってみたメリット・デメリットを紹介

いつでもどこでも仕事ができるのがフリーランスで働くメリット。
私のメインの仕事場は自宅ですが、たまに気分転換にカフェで作業をするほか、駅、空港、滞在先のホテルなどでもPCを広げる機会があります。

昨年一週間ノルウェーに滞在したときは、現地滞在中に仕事関係の方からのメッセージに返信をしたり、日本にいる方とZOOMでお話しました。

普段、出先からPCをインターネットに繋ぐときはスマートフォンのインターネット共有機能(テザリング)を使っていますが、カフェや駅などのパブリックスペースには、だれでも接続できるWiFiを見かけます。
無料で接続できるので、ついつい頼りたくなってしまう人は多いのではないでしょうか。
ここでふと気になるのが、「公共のWiFiって安全なのかな?」という点。

フリーランスが仕事に使うPCには、漏洩したら困る情報も多いですよね。
仕事を依頼してくれる方の側からしても、会社に属していないフリーランスのPCのセキュリティ環境は気になるところではないでしょうか。
有料VPNは、公共のWiFiに潜む危険から守ってくれる
私は普段、有料セキュリティソフトをPC入れることで対策をしていますが、それにプラスして、有料のVPNサービスを活用し、リモートワーク中も高いセキュリティのもと安心して作業ができる環境を作っています。
VPNとは「Virtual Private Network(仮想プライベートネットワーク)」の略。VPNを使うと、インターネット通信を暗号化し、IPアドレスを隠すことで、オンラインデータを第三者から隠すことができるサービスです。
IPアドレスはインターネット上の住所のようなもので、IPアドレスがわかれば「どこからインターネットにつないでいるのか」がわかってしまいます。
VPNサービスを使うとIPアドレス情報は隠され、VPNサーバーが代わりに住所の役割を果たしてくれるので、セキュリティー面で安心です。
VPNサービスのなかでもおすすめなのが、世界中に1,400万人ものユーザーがいる「Nord VPN」。

NordVPNは2012年に設立された企業。イギリス、オランダ、ポーランド、ドイツ、アメリカ、リトアニア、スイス、パナマにオフィスがあり、世界中に拠点を置く企業です。
NordVPNの優れた点は、「ノーログ式」であること。
NordVPNがユーザーのブラウジング行動を追跡せず、記録しないことを意味します。
VPNサービスは無料で提供されているものもありますが、無料VPNサービスの中には追跡・記録したデータを販売しているサービスもあるよう。

プライバシーを守るには、数あるVPNサービスのなかでも、ユーザーを追跡しない「ノーログ」のポリシーを組み込んだVPNサービスを使うことが非常に重要なのです。

NordVPNのムービーがVPNサービスについて詳しく説明してくれているので、よかったら参考にしてください!
(フラットなアニメーションがかわいく親しみをおぼえますね)
NordVPNはどのような場面で役立つの?
では、NordVPNが役立つのはどのような場面なのでしょうか。
- カフェや駅などのフリーWiFiを利用するとき
- 海外のIPアドレスからしか閲覧できないサイトや動画を見るとき
①カフェや駅など公共のWiFiを利用するとき
公共のWiFiの中には、接続すると個人情報や機密情報が盗まれたりマルウェアへの感染につながるものもあります。
- 正規によく似た不正WiFi(=なりすましアクセスポイント)
- 暗号化されていないWiFi(盗聴・覗き見につながる)

やむを得ず公共のWiFiを使う時は注意が必要です
これらの安全性が確保されていない公共のWiFiには接続しないよう心がけた上で、さらに有料のVPNサービスを利用していれば、通信を暗号化できるため、セキュリティが強化されます。
②海外のIPアドレスからしか閲覧できないサイトや動画を見るとき
ノルウェーに滞在していたとき、日本帰国後に必要なものが出てきたので、Amazonのサイトを見に行きました。
現地ではノルウェーのIPアドレスが割り当てられていたからか、おなじみの日本語のAmazonのサイトではなく、ノルウェー語で書かれたノルウェーのAmazonのサイトしか閲覧できなくなってしまいました。
Googleの検索結果の上部に表示されるスポンサー商品も、すべてノルウェーのラインナップ、価格もNOK(ノルウェー・クローネ)に。
ほかにも例を挙げると、Yahoo!Japanのサイトは日本国内のIPアドレスからしか閲覧できず、海外からは閲覧できませんでした。
世界中にサーバー拠点をもつNordVPNのVPNサービスを使用していれば、海外から日本のサーバーを選択してつなぐことができます。
逆に、日本にいながら海外のサーバーにつなぎ、日本からでは視聴できないコンテンツを楽しめるのがメリット。
たとえば日本にいながら、NordVPN上でノルウェーのサーバーを選択すると…

Googleの検索結果のスポンサー欄に、現地の情報が現地通貨で表示されます。


個人的に、海外旅行先の情報をリサーチする際に面白い使い方だと思いました。よく海外に行く方におすすめしたい使い方です。
15分で設定完了!NordVPNを実際にインストールしてみた
アプリのダウンロードからアカウント登録、プラン購入までの所要時間はざっと15分。

さくっと設定を済ましてしまいましょう〜
NordVPNを使用開始するまでの手順
NordVPNを使用開始するまでの手順を、3STEPで説明します!
STEP1|公式HPからアプリをダウンロード
NordVPN 公式HPの「アプリをダウンロード」ボタンをクリックすると「NordVPN.pkg」がダウンロードされます。
「NordVPN.pkg」をダブルクリックで開くと、インストーラが起動します。

「このコンピュータのすべてのユーザ用にインストール」を選択し「続ける」 をクリック。

これでPCへのアプリインストールは完了です。
STEP2|アカウント登録を済ませる
つづいてアカウントを作成してみましょう!
ログイン画面で「サインアップ」をクリックします。

メールアドレスとパスワードを設定し、「Nord Accountが正常に作成されました」と表示されたら登録が完了です。

アカウント登録が完了するとNordVPNのアプリが起動。

続いてはプランを選びましょう。
STEP3|プランを選択する
- 2年プラン
- 1年プラン
- 1ヶ月プラン
とあるので、今回は1年プランを選んでみました。

次の画面で支払い方法を入力し、支払いが完了したら設定完了です!

Nord VPNを実際に使ってみて感じたメリット・デメリットは?
NordVPNを実際に使ってみて感じたメリットとデメリットについてご紹介します。
NordVPNを使って感じたメリット
NordVPNを使って感じたメリットはというと‥
- インターネット環境が安全かどうか視覚的にわかるので安心
- 海外サーバーに繋ぎ、現地の情報に触れることができる
インターネット環境が安全かどうか視覚的にわかるので安心
たとえば「ダークウェブモニタリング」の機能では、自分が普段使用しているメールアドレスを登録しておくと、ダークウェブにのっていないかモニタリングしてもらうことができます。

海外サーバーに繋ぎ、現地の情報に触れることができる
日本にいる場合、海外のWebサイトは閲覧できないものも多いです(逆もまたしかり)。
世界中にサーバー拠点をもつNordVPNを利用し海外のサーバーに接続すると、日本にいながら海外のWebサイトが閲覧できるほか、海外滞在中も日本のサイトを閲覧することができるんです。
- 海外でワーケーションすることがある
- 海外へ出張することがある
海外によく滞在する方にとって、日本にいながら現地滞在先の情報収集をしたり、海外滞在中に日本での買い物を済ませることができるのは大きなメリットかもしれませんね。
NordVPNを使って感じたデメリット
NordVPNを使って感じたデメリットはほとんど感じられませんでした。
ひとつ挙げるとすれば、PC上のブラウザ上で検索をした際、NordVPNを入れていないときと比べて、検索表示速度が若干(1〜2秒ほど)遅くなったことでしょうか。
ただあくまでもこれは実際に速度を計測をしたわけではなく体感的なもので、PCを普段の仕事に利用する分には影響がほとんどなく、通常通り使えています。
- 検索エンジンの使用時、NordVPNを入れていない時と比べ1〜2秒表示が遅く感じた(←が、PCを通常利用する分にはとくに影響がない)
さいごに
NordVPNを使って感じたのは「可視化してもらえる安心感」。
ネットワークは目に見えません。NordVPNは、自分のデバイスのセキュリティの安全性について目に見える形で教えてくれました。
また、NordVPNとの出合いによって、気軽に使えるフリーWiFi安易に利用することの危険性について再確認することができたのもよかったです。

余談ですが、個人的にNordVPNブランドのサイトやアプリのフラットなイラストが非常に好み。それらも含め、ユーザー目線を意識している製品だと感じました。